Windowsパソコンに分散型バージョン管理システムGit for Windowsをインストールして、外出先でも各種プロダクトの開発が行えるようにします。
Gitの操作はVisual Studio Code Insidersで行うことにしています。
なお、プログレス合同会社では自社プライベートGitリポジトリサーバーとしてGitLabを運用しています。
Gitの公式サイトからWindows版のGitクライアントをダウンロードします。
2023/01/31時点のバージョンは2.39.1でした。
ダウンロードしたexeファイルを実行します。
ライセンスの確認『Next >』で次に進みます。
インストール先フォルダの設定『Next >』で次に進みます。
インストールするコンポーネントの選択ウィンドウズエクスプローラーのコンテキストメニュー(右クリックメニュー)にはGitを追加しないため『Windows Explorer integation』のチェックを外しています。
『Next >』で次に進みます。
スタートメニューフォルダーの選択『Next >』で次に進みます。
Gitで使用するデフォルトエディターの選択『Visual Studio Code Insiders』を選択しています。
『Next >』で次に進みます。
新しいリポジトリ作成時の初期ブランチの名称指定『Override the default branch name for new repositories』を選択して、mainを初期ブランチにしています。
『Next >』で次に進みます。
環境変数PATHへの追加設定GitはVisual Studio Codeで使用しますので『Git from the command line and also from 3rd-party software』を選択しています。
『Next >』で次に進みます。
SSH(Secure SHell)クライアントプログラムの選択
GitリポジトリにSSHでアクセスするときにパスフレーズ付きの秘密鍵を使用するため、Windows標準のssh.exeを使用します。
『Use external OpenSSH』を選択しています。
『Next >』で次に進みます。
SSH(Secure SHell)HTTPSのSSL/TLS証明書ライブラリ指定GitリポジトリにHTTPSでアクセスするときに使用するSSL/TLS証明書ライブラリを指定します。
『Next >』で次に進みます。
改行コードの変換設定Gitで改行コードの変換をさせないので『Checkout as-is, commit as-is』を選択しています。
『Next >』で次に進みます。
Git Bashコンソールの選択Git Bashで使用するコンソールを選択します。
『Next >』で次に進みます。
git pullの動作設定git pullの動作を設定します。
『Next >』で次に進みます。
資格情報ヘルパーの選択2要素認証等の資格情報の管理はGCM(Git Credential Manager)を使用します。
『Next >』で次に進みます。
その他オプションの選択Gitでシンボリックリンクを使えるように『Enable symbolic links』を✅しています。
『Next >』で次に進みます。
実験的機能オプションの選択『Install』でインストールが開始されます。
インストールの実行中終了するまで待ちます。
インストールの終了『Finish』でセットアップ画面を閉じます。
Gitを使用する最低限の設定を行います。
WindowsのスタートメニューからGit Bashを起動します。
Git Bashで下記のコマンドを実行します。
git config --global user.name "your name" git config --global user.email email@example.co.jp git config --global core.sshCommand "C:/Windows/System32/OpenSSH/ssh.exe"
GitのリモートリポジトリにSSHでアクセスする際に、秘密鍵にパスフレーズが設定されていると、パスフレーズを入力できないためPermission denied (publickey)エラーになります。
Windows付属のOpenSSH Authentication Agentを使用して、パスフレーズの入力を行うようにします。
デスクトップのPCアイコンを右クリックしてコンテキストメニューから管理(G)でコンピュータの管理画面を開きます。
『サービス』➡『OpenSSH Authentication Agent』を右クリックして、コンテキストメニューから『プロパティ』をクリックします。
スタートアップの種類(E)を『自動』にして『適用(A)』をクリックします。
『OK』でプロパティ画面を閉じます。
OpenSSH Authentication AgentにSSH秘密鍵のパスフレーズを登録します。
ssh-add
Enter passphrase for C:\Users\xxxxxxxxxx/.ssh/id_ed25519: Identity added: C:\Users\xxxxxxxxxx/.ssh/id_ed25519